豊中の緑の診療所だより

豊中の緑の診療所「加地内科クリニック」からのおたよりです

夏至になりました~夏至に食べられる食べ物は?

夏至の食べ物 加地内科クリニック 


夏至の食べ物

夏至は、2022年は6月21日からとなります。
夏至は昼が1年で一番長くなる時期です。
夏至の食べ物は夏の暑さを取り除き、精神の安定をはかるようなものがおすすめです。
夏至によく食べられる食べ物としては、関西ではタコ、全国的に冬瓜、奈良・和歌山などでは半夏生餅、三重ではみょうが、京都では水無月などがあります。
夏は、汗で水分や血分が消耗し、精神不安や不眠などの症状がでやすくなります。そのため、水分や血分を補い、気の巡りをよくして、精神の安定を助けるような食べ物がおすすめです。

夏至にお勧めの食材>
 ①熱を取り除く

 小麦、セロリ、苦瓜、白菜、レタス、緑茶など

②水分・血分を補う

 きゅうり、トマト、豆腐、メロン、すいか、冬瓜、ピーナツ、豚肉など

③ 精神を安定させる

 小麦、百合根、卵、ハツ(鶏、豚)、みょうがなど

夏至の時期には、うどんがおすすめです。
     小麦には、暑さを払うと共に、精神を安定させる効果があります。

 夏至の時期に奈良・和歌山で食べられる半夏生餅や関東で食べられる焼き餅には小麦が用いられます。
 暑気払いによく食べられている食べ物は、 熱をとり、水血を補い、気の巡りをよくするようなものが多いので、おすすめです。

      参考:  「薬膳の基本」辰巳洋、緑書房