花粉症の代表的な症状は、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎と花粉皮膚炎です。
アレルギー性鼻炎の3大症状は、くしゃみ、鼻汁、鼻づまりです。
アレルギー性結膜炎の主症状は、目のかゆみ、充血、涙目などです。
花粉皮膚炎の主症状は、肌の乾燥、赤み、かゆみ、ピリピリ感などです。
アレルギー性鼻炎の対策は、まず、外出時にマスクをして花粉が鼻に入らないようにすることです。症状が出たら、抗ヒスタミン剤やロイコトリエン拮抗薬といった抗アレルギー剤の内服と点鼻薬（抗ヒスタミン剤、ステロイド剤）がおすすめです。抗アレルギー剤でも改善しないアレルギー性鼻炎には、漢方の併用がおすすめです。錠剤もありますので、粉薬が苦手な方も是非ご相談ください。
アレルギー性結膜炎の対策は、花粉症専用メガネがおすすめです。今かけているメガネに装着する花粉症用アタッチメントも販売されているのでご検討ください。症状が出たら、抗ヒスタミン剤の内服と点眼薬（抗ヒスタミン剤）がおすすめです。炎症の強いときには、ステロイド点眼薬を用いることもありますが、よく効く漢方薬もありますので是非ご相談ください。
花粉皮膚炎の対策は、外出時になるべく花粉を浴びないようにすることですが、抗ヒスタミン剤などの抗アレルギー剤の内服と共に保湿剤を塗ったりすることが有効です。症状がひどいときは、ステロイド剤の塗布が必要なこともあります。また、漢方が有効なこともありますので、抗ヒスタミン剤が効かないときは併用してみるといいと思います。
