疲労感(疲れやすい)の食生活
中医学的には、疲労感(疲れやすい)の原因として①老化や体質、過労などによる気の不足(気虚)と、②ストレス、体質などによる気の巡りの滞りがあげられます。
原因によって、食材を工夫します。
①疲れ、息切れ、めまい、食欲不振など、気の不足による症状
→気を補って胃腸を健やかにします。
芋類、豆類、椎茸、栗、いんげん、かぼちゃ、鶏肉、さくらんぼ、蜂蜜、ナツメ
②ストレスなどによる気の巡りの滞り
→気の巡りをよくします。
大葉、しそ、春菊、ジャスミン、柑橘類、マイカイ花、ハッカ
他にも、陽虚、陰虚、血虚などの体質によっておすすめの食材がございます。
また、夏場は、暑さで疲れやすくなりますので、別項「夏の薬膳」をご参照ください。胃腸に優しい食材で夏場を乗り切りましょう。
ルイボス、ローズヒップ、ハイビスカスなどがおすすめです。他のハーブとブレンドしてお飲み下さい。
参考:「薬膳の基本」 辰巳洋、緑書房