豊中の緑の診療所だより

豊中の緑の診療所「加地内科クリニック」からのおたよりです

肥満の漢方治療のおすすめ

肥満の漢方治療のおすすめ

肥満の漢方治療では、食べ過ぎや運動不足といった生活習慣を改善しつつ、「太りやすい体質」を漢方薬で改善していきます。
肥満の原因となる漢方的体質には以下のようなものがありますので、体質に応じた漢方薬を処方します。

 

①肝気鬱結(かんきうっけつ)タイプ
 ストレスなどにより、気の流れが悪くなり、ストレス太りがおこります。
 →理気剤で気の流れをよくします。
    おすすめ食材は、ジャスミン茶、きんかん、らっきょう、ピーマン、マイカイカなどです。
    
②痰湿(たんしつ)タイプ
 体に余分な老廃物がたまりやすいタイプです。
 多くは、脂っこいものや味の濃いものを食べすぎたり、水分をとり過ぎて胃腸の働きが悪くなり、水分や湿気が滞ります。
 胸苦しい、胃がつかえるなどの症状もよくみられます。
 →痰湿を取り除く漢方薬をもちいます。
    おすすめ食材は、大根、えのきだけ、りんご、わかめなどです。


③脾気虚(ひききょ)・腎陽虚(じんようきょ)タイプ
 胃腸虚弱・加齢・冷え性などにより、代謝が悪くなり、太りやすくなります。
 →胃腸虚弱や冷え症を改善する漢方薬を用います。

 

④血おタイプ
 血流がうっ滞しやすく、肝臓に負荷がかかりやすい体質です。
 →血流を改善して肝臓の負荷を軽減する漢方を用います。


    

肥満には、糖尿病、脂質異常症、脂肪肝などが合併しやすいですが、これらの疾患は肥満の改善によってデータの改善が期待されます。特に若年者で西洋薬をまだ使用したくないような方や西洋薬で十分にデータが改善しないような場合、漢方薬がおすすめです。