豊中の緑の診療所だより

豊中の緑の診療所「加地内科クリニック」からのおたよりです

夏の食生活

 風薫る季節となり、新緑がますます濃くなってきました。本年の立夏の候は5月5日から20日ごろです。

 夏は陰気が潜伏し、陽気が旺盛となり、万物が成長し、花が咲き、実がなる鮮やかな時期となります。身体の陽気の成長も、旺盛な時期となります。

 暑い夏は五臓のうち心(精神活動と心臓)が盛んになります。心は全身の血と関連しているため、血流や心拍が早くなり、汗、顔が赤くなる、不眠などの症状が出やすい季節。精神を休養させ、常に楽しい気持ちで、怒らず、ゆったりとした状態で過ごすようにしましょう。

 


<夏の薬膳>

 夏場には涼性・寒性で酸味・塩味の食材がおすすめです。酸味、塩味には心気や汗の消耗を防ぐ効果があります。一方で、これらは摂りすぎると胃腸を痛め、身体を冷やしてしまいますので、冷え性の方は冷たいものや涼性・寒性の食べ物は控えるようにして下さい。

 

~夏に食薬としてよく用いる食材~

①熱を冷やす:粟、トマト、レンコン、白菜、きゅうり、セロリ、苦瓜、もやし、緑豆、水菜、じゅんさい、バナナ、りんご、キウイ、梨、緑茶、豆腐、湯葉、こんにゃく
②潤いを増やす:胡麻、牛乳、卵、豚肉、鴨肉、ほたて、牡蠣、鮑
③精神を安定させる:百合根、卵、牛乳、ハツ(鶏、豚)

 

 

梅雨の時期の食生活もご参照ください。

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                    出典:「季節の薬膳」 辰巳洋、緑書房

夏の薬膳 加地内科クリニック